Monday, December 21, 2009

ノーティーズもあと少し!



コンサートには、出かけているのだけれどなかなか更新できずにいるうちに、すでにもう12月も半分がすぎ、待望のクリスマス休暇がやってきてしまった!

今年は、ホワイトクリスマスなるか?!
雪の影響で24時間以上停電という災難に見舞われた英国島のお尻部分より、

Merry Christmas!
よいお年を!



Are you ready for the new decade??

Monday, November 9, 2009

善き人のためのソナタ


Das Leben der Anderen / The Lives of Others


20年前の今日(11月9日)、ベルリンの壁が崩壊。子供だったくせに、テレビに映るニュースを見ながら、あり得ない事がこんなにあっけなく起こったんだ、という不思議に乾いた思いを抱いた事を覚えている。あっという間に20年が経ち、東西ドイツの分離、戦争の傷跡はどんどん風化されていく。マルクだった通貨は、すっかりユーロが定着した。ベルリンの壁はなくなって東西の融合が進んで、私たちの次の世代にとっては、ベルリンの壁は、単なる歴史の一ページになってしまうのかもしれない。負の記憶の浄化は、前へ前へ進んでいく事でしかなされないとは思う。だけど、すべてを風化し忘れるべきではない。

初めてこの映画を観たのは、一年くらい前だが、その時のショックはまだ昨日の事のように鮮やかに記憶に残っている。映画の中の世界はどれだけ精巧に作られてようと所詮虚構である。しかし、東西の俳優・スタッフが集結して創られたこの映画には、彼らのリアルなストーリーが、虚構の世界に見え隠れし、ただのストーリーを超えたパワーが宿っているように思えた。この映画をまだ見た事がないならば、内容について何も調べないまま観ることを、そして大切な人と観る事をお勧めします。


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Sunday, November 8, 2009

花火の週末

英国で、花火の日がというと、すぐに思い浮かぶのがガイ・フォークス・ナイト。11月5日の夜は、いたるところで花火とボンファイヤー(かがり火)のお祭りさわぎが繰り広げられてました。我が家は公園に近い事もあって、普通にご飯の支度をしていたら、飛び上がるほどの爆音が間近で破裂!何かとおもって窓から外を見上げたら、目の前いっぱいに広がる花火の響宴を期せずして堪能の夕べとなりました。



毎年、このお祭りがおわると、「いよいよ(暗い)冬がきたなぁ〜。。」という気分に。ロンドンは、あまり寒くならないこともあって、やっぱり寒さより日照時間の短さが気になります。冬になると、外を出歩くより、お家でのんびり〜が増えます。ので、自然料理をする機会も増えることになります。



今日は、残り物の餃子を使って、ちょっと秋の味覚風丼に。レシピは、餃子のたれをネットで検索して見つけたものに、香ばしくやいたシメジとネギを加えて、さいごにマヨネーズを加えた自己流中華風。



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Saturday, November 7, 2009

ロンドン、秋

秋のロンドン、ソーホー地区。







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Monday, November 2, 2009

ピアノリサイタル@RFH

2009年11月1日 ロイヤル・フェスティバル・ホールにて
International Piano Series
John Lill ジョン・リル

Programme
シューマン:子供の情景、カーニバル

ブラームス:二つのラプソディー、ヘンデルの主題による25の変奏曲とフーガより

*********

イギリス人大ベテランのピアニスト、ジョン・リルのリサイタルは、まさに「正統派」というのが相応しいプログラムで、特にシューマンの『子供の情景』は、何度も聴いてよく知っていていても、やはり素晴らしい作品〜〜〜!と久々にザ・クラシック気分に浸らせてもらいました。ほとんど身動きもせず、しゃちほこばった(ように見える)姿勢から生み出される音は、どこまでも軽やかでエレガントでまっすぐ。そして彼の持つ飄々としたどこか超然とした態度は、今はもう引退してしまったアルフレッド・ブレンデルを数年前聴きに行った時に感じたような、職人としてのアーティストを感じました。きっと何十年もこのレパートリーをいろんな所で弾いて来たんだろうなぁ〜と思って聴くと、若手の勢いにみちた演奏とはまた違った重みがひしひしと伝わってきたように思いました。

日曜の午後、しかも天気の冴えない日とあって、残念ながら会場は空席が目立ちました。いつも思うのですが、ピアノリサイタルは、やはりもう少し小さいホールで聴きたいです。せめてもクィーン・エリザベス・ホールまでの大きさでないと、ピアノの音とのintimateな共有が出来ず、なんだか遠いんですよね。個人的には、室内楽には、ウィグモア・ホールが一番と思ってます。

次のInternational Pian Seriesは、来週月曜日、クリスティーナ・オルティズ。本場ブラジル人の彼女が奏でるヴィラ・ロボスに期待です!

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Sunday, October 18, 2009

生のピアノにふれる夜

今年もまたサウスバンクで、International Piano Series が始まりました。若手から大御所までこれほど素敵にセレクトされたシリーズも珍しいでしょう。今年は、ショパン・イヤーだとかで、ショパンの作品を取り上げるピアニストも多いようです。

年末までのラインアップは、こちら↓

1 Nov  John Lill − シューマンとブラームス

9 Nov  Cristina Ortiz − ドビュッシーとヴィラ・ロボス

23 Nov  Louis Lortie − ショパン

4 Dec  Leif Ove Andsnes & Robin Rhode − シューマン、ムソルグスキーとラルヒャーの新作UK premiere

8 Dec  Imogen Cooper − シューベルト

こう見てみると、シリーズ前半は、あまりショパンづけ、という感じではないですね。(苦笑)シリーズ中盤〜後半にどか〜んとくるみたいです。

ショパンといえば、音大の入試試験の際、Chopinがどうのこうの〜と書かれてあるのを和訳するというエイゴの問題で、チョピンが、と訳してしまったらしい友達がいました。その時初めて、ショパンってフランス語読みだった〜〜〜!と知った私たち。。ショパンの出身国ポーランドでは、ナント読むのか気になる所です。「ショパンの練習曲集」なんて巷に出回っているのが、実は、「チョピンの練習曲」だった!なんてことになると、あのエレガントで上品なイメージがガタッと崩れるような気がしませんか?!

それはさておき、Cristina Ortizのコンサートは、lastminute.comにて、50%引きで買えます。(例: £20のチケットが、£10プラス£1の手数料=£11)

サウスバンクは、ロンドンのウォータールー駅近く、または、エンバンクメント駅から橋を渡ってすぐという便利な所にあります。サウスバンク内にあるカフェや、バーなどはコンサート前に一服するのに最適でお勧めです!


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Saturday, October 10, 2009

読書熱について、その後

ヒマラヤンのいる暮らしという素敵なブログをお書きになっているSineadさんという方のところで初めて出会った梨木香歩という作家の本を読んだ。(勝手にリンクを貼らせていただきました。お気を悪くなされないといいのですが。。)

「春になったら苺を摘みに」
作家自身の英国留学時代に身近にいた人々を再訪するというエッセイ。
出版は2002年だから、私が英国に住み始めるより少し前のお話。
毎日の通勤時間に読んだのだけれど、軽やかでありながら重いテーマにぐんぐん引きずり込まれ、窓の外をみる余裕もないまま、気がつけば、自分が今存在している英国と彼女の中の英国がオーバーラップするかのような、摩訶不思議な空間を経験した。

彼女の書いた「西の魔女が死んだ」というのを、先に読んでいて、どうして英国がこんなにも自然に彼女の中にあるのだろう、、、と不思議に思っていたのが、このエッセイを読んで一気に氷解した。

彼女が過ごした頃の英国は、もう存在しなくて、今のイギリスは、私も含めて山ほど日本人が住んでいて、日本人だけでなく山ほどの移民、留学生が世界中から集まる、まさに人種のるつぼである。そして民族間の調和が至るところで、少しずつ綻びつつあるそんな不安定なイギリスに、私は居る。そんな事をいやおうなしに考えさせられて、通勤時間には少し重すぎて、2章くらい読むのが精一杯だった。エッセイの最後には、アメリカだけでなく世界に衝撃をあたえた、911に関する話がある。911後のイギリスは、やはり後戻りできない変化を経験せざるを得なかった。そんな事を思いながら見る窓の外は、いつもと変わらない南ロンドンの風景。でも彼女のエッセイをとおして見る景色は、深まりつつある秋の色と相まって、いつもより鈍く沈んで見えた。

小説より奇なり、とはよく言ったもので、エッセイなどで浮き彫りにされる現実の人々の生活は、それを見つめる作者の眼をとおされた事も相まって、そこらの小説より何倍も興味深い深いことがよくある。今回も彼女の感性のゆたかさ、言葉やフレーズの選び方がとても素晴らしいと思った。もっと読んでみたい作家が見つかった。

Sineadさん、ありがとうございます。