オープニングの内田光子さんのはうかうかしているうちに聞き逃してしまいましたが、先日19日、ピエール=ローラン・エマールを聴きにいってきました。
George Benjamin: Fantasy on Iambic Rhythm for piano
Maurice Ravel: Miroirs for piano
Interval
Fryderyk Chopin: Berceuse in D flat, Op.57
Fryderyk Chopin: Scherzo No.2 in B flat minor, Op.31
Ludwig van Beethoven: 15 Variations and Fugue on an original theme in E flat (Eroica), Op.35
Programme
George Benjamin: Fantasy on Iambic Rhythm for piano
Maurice Ravel: Miroirs for piano
Interval
Fryderyk Chopin: Berceuse in D flat, Op.57
Fryderyk Chopin: Scherzo No.2 in B flat minor, Op.31
Ludwig van Beethoven: 15 Variations and Fugue on an original theme in E flat (Eroica), Op.35
最初のベンジャミンは、現代曲で作曲家自身が列席していたので、終わってから一緒に挨拶してました。個人的には、う〜んという感じの曲でした。ラヴェルの「鏡」は、昔から大好きな組曲だったのですが生で聞くのは初めて。印象画の複雑に絡み合った雰囲気を、いわば打楽器の親戚であるピアノでオーケストラの様に表現という、ラヴェルだからこそできた高等芸術を、同じフランス人エマールは、意外に乾いた音で、でもなめらかに弾いていて印象的でした。
後半は、先シーズンも生誕200周年記念で、いろいろなショパン作品を聴きましたが、この二曲は、やっぱりよくプログラムに入っているのピアニストが好む曲なのでしょうか。
エロイカのテーマによるヴアリエーションは、軽妙ながらもかちっと芯の通った演奏でリサイタルの終わりを締めくくるセンスの良いプログラムでしたが、終わった後、うぁ〜すごかった!という感動はなく、良い意味でリラックス/気分転換できたね、という感じでした。それがいいのか悪いのかは、ちょっと微妙なラインだと思いました。